画面ってどうなってるの？

今日もすごく蒸し暑いです。こんな日は冷房の効いた部屋で動画をみたりネットサーフィンをするに限ります。
テレビでNetflixとかYouTubeとか観れるのって最高ですね。今は画質も綺麗ですし。私が幼い頃のテレビはブラウン管でした。ブラウン管テレビって知っていますか？奥行きがあるうえに画質が今より悪くて、今よりサイズも小さかったんです。本当に箱のような形をしていました。叩いたら直ったり…とか昔の機械あるあるですね。

今のテレビって薄いですよね。我が家は液晶テレビです。ブラウン管世代だったので液晶テレビも充分薄いなぁと思っていますが、今は有機ELと呼ばれるテレビもあります。これがまたペラペラで…
今日は液晶テレビと有機ELの違いを説明します。

液晶テレビと有機ＥＬテレビの違い

造り

まずは造りです。それぞれどんな中身になっているんでしょうか？

• 液晶テレビ
  液晶テレビは赤・緑・青のカラーフィルターの後ろから、ライトを当てシャッターの開閉で、色・濃さを表現します。シャッターを閉じても光が漏れてぼんやりと明るくなり完全な黒の実現が難しい。
  私たちが見ている画面から、偏光板とガラス基板、カラーフィルター、液晶、TFTガラス偏光板、複合光学シート、バックライトの順に様々なものが重なってできています。
• 有機EL
  有機ELはバックライトを使用せずに自発光素子を用いたテレビです。完全な黒を再現できます。
  私たちが見ている画面から、偏光板とガラス基板、カラーフィルター、TFTガラス、有機ELの順に重なっています。

量だけみても有機ELのほうがすくないのがわかりますね。

画質

液晶テレビと比べて有機ELは色彩の表現にメリハリがあります。人によってはこのメリハリがくっきり見えすぎることによってしんどく感じる人もいます。

薄さ

液晶テレビも充分薄いと思いますが、有機ELはさらに薄いです。液晶テレビは構造上ねつを放つなどで後ろにスペースを取らなければいけませんが、有機ELは5㎜という薄さも実現しています。

軽さ

有機ELは軽いので壁掛けできます。

視野角の広さ

有機ELは視野角が180度とかなり広いため、どんな横からテレビを見れます。
一方液晶テレビはVA方式とIPS方式に分けられ、方式によってテレビの見え方が変わってきます。
VA方式はコントラスト比に優れていて、色鮮やかな映像を実現します。
一方で、視野角が狭く、横からテレビを見たときの映像が暗くて見えにくくなるデメリットがあります。
対してIPS方式は視野角が広いため、どこから見ても見え方が変わらないのが特徴です。
デメリットとしては、VA方式に比べてコントラスト比が劣るところがあげられます。
また、IPS方式のテレビは価格が高くなりがちです。

見やすさ

有機ELは液晶テレビと比べて応答速度が速いため、高い動画性能により残像感が少なくなり、スポーツや映画をより美しくみることができます。

価格

有機ELは液晶テレビと比べると高いです。そのうち安くなる時がくるのでしょうか？
また、消費電力も大きいため、電気代も高くなります。そして、壁掛けで薄いとはいえど、有機ELは画面のサイズが大きいものしかないため、設置スペースが必要で、大きさの1.5倍の距離で離れてみなければいけないため、適度に広い家が必要です。

同じような映像を映し出す画面でも種類があってこんなに差があるものなんですね。
パソコンの画面ってどうなっているのでしょうか？
次回は様々な機械の画面について調べていきたいとおもいます。

                           

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