え、そのパソコン捨てるんですか？Ubuntuで復活させませんか？ 01 - ubuntuとは？

2016/07/01 2016/07/04

熱っぽいとか言ってたら本格的に39度近い熱でしばらく寝込んでました。
僕です。感染らない病気らしいので安心してください。（扁桃炎）

ところで、少し前にあったWindows XPが使えなくなる騒動。
あの時にパソコンを買い換えた方沢山いらっしゃるかと思います。
企業も、OSを単体で買うくらいなら…とWindows 7搭載パソコンを購入したのではないでしょうか？

そのXPパソコン、今どうなっていますか？

押入れや部屋の隅に眠っていませんか？

資源有効利用促進法（PC3R）が出来てからパソコンが気軽に捨てられなくなっているのも確かです。
しかし、XPが搭載されていたパソコンにwindows7やwindows10をわざわざ買ってまで入れる気にならない、というのもとても理解出来ます。
しかし、浮かせておくのはあまりに惜しい。自分専用のパソコンを欲しがっている家族が居ないでしょうか？自分の趣味用にPCがあれば…と思ったことはないでしょうか？

そこで、無料でWindowsよりも早い、軽いOS、Ubuntuを紹介します。

Ubuntuって？そもそもOSって…？

ご存知の方も多いと思われますが、OSとはオペレーティングシステムの略称で、パソコンを動かすために必要な基本的なソフトの事です。
これがなければパソコンはただの重石でしかありません。
windows XP騒動の時には、その基本ソフトである「Windows XPが使えなくなってしまう→パソコンがただの重石になる」という思ってもみなかった事が起こり（実は１０年も前から告知されていたのですが…）、皆が慌ててしまった、というわけです。

OSはそれぞれに専用のアプリケーション（ソフト）があります。逆に言えば、そのOS専用に作られたアプリケーションは基本的には他のOSでは動きません。
マルチプラットフォームを謳っている、色々なOSで動くアプリもありますが、それでも全く同じアプリが動くわけではなく、それぞれに専用に作られた、同じ機能を持つ別のアプリが存在しているだけなのです。

ところで、UbuntuはLinuxというOSの１種に分類されます。つまり、Linux向けに作られたアプリであれば大抵動く、というわけです。
microsoft officeは動きませんが、open officeというほぼ同じ機能を持った代替アプリ（無料）は動きますし、ブラウザには最初からFireFoxが入っています。
メールも、ブラウザを使えばもちろんGmailだって使えますし、Thunderbirdという優秀なメールソフトが初期で入っているので、普通にパソコンを使っていて困ることは全く無いでしょう。
何か専門性の高い作業（Illustratorを使いたいとか、主要なDAWやCADがないと困るとか…）には向きませんが、個人でインターネットを楽しむ、メールをうつ、くらいなら余裕で出来てしまいます。
しかもWindows 7より圧倒的に早い。軽い。昔のPCのスペックでも動くように作られているのがこのOSのいいところです。

Ubuntuはmac OSやwindowsのようにどこか特定の企業が作って販売しているわけではありません。
UbuntuというOSの理念や在り方に賛同する有志達によって開発され、サポートされているオープンソースのOSです。そのため無料で、ソフトウェアも無料のものが多いです。
そのくせ、かなり長期に渡ってセキュリティアップデートが行われ、安全性も非常に高く、そもそも使っている人が少ないためウィルスも少ないなど、割りといいことずくめです。

ただ、逆に言えば、何かちょっと変わった事をしようとすると、使える人が身近に居ない可能性が高いため、簡単にはいかないでしょう。
そこは、出来ないことは出来ない、と割り切る覚悟が必要かも知れません。