djayでブライダル音響!その2
2017/07/24
こんにちは!みなさん施工してますか!今日は平日です!
先週はdjayの導入しかお話できませんでしたので、今週こそ「djay Proの何が良いのか」をお話したいと思います。
djay Proの機能
では早速、前回のことを加味して僕が
と思っている理由を紹介していきたいと思います!
- iTunesのプレイリストを同期できる
- AutoMix機能がある(自動再生機能)
- キューの数がちょうどいい
- 波形表示が便利
- Proから2つのステレオトラックに対応
主にこの5つです。増えるかもしれません。
では、一つずつ。
iTunesのプレイリストを同期できる
これは大事です。
楽曲管理をFinderでやっていたら死んでしまいます。
特にiTunesでつけたコメントをdjayで読むことができるのはとても便利だと思います。
また、フォルダ構造も引き継ぐ(Mac版のみ)ので、
- 2016-07-21AM
- 01 - 迎賓
- 02 - ポイント
- 03 - 歓談前半
- 04 - 歓談中座中
- 05 - 歓談後半
- 06 - 送賓
というプレイリストの並びも維持してくれます。これ、iTunesを使うなら必須の機能です。
AutoMix機能がある
以前、「djay ProがこんなにすごいならPCDJ界のスタンダード『Traktor』はもっとすごいのでは…?」と思って買ったのですが、この機能がいまいちでdjay Proに戻ってきました。
(Traktorのクルーズモードでは、何故か音量フェーダーが最大になるんですよね…)
このdjay特有のAutoMix機能、指定したプレイリストをクロスフェードで再生できる機能で、さらにキューリストに追加しておくと「リストを上から順番に再生して、再生し終わったらプレイリストを再生」ということが出来るのです。
司会者さんと話に行ったり、宴中にPA卓を離れるときに大変便利です。
また、このキューリスト、AutoMix機能をオフにすればサブのプレイリストとしても使えるので、いきなり入ったスピーチ用の曲や、あるかわからないブーケトスのためのリストとしても使用できます。
キューの数がちょうどいい
DJソフトは大抵の場合、「メインのキューポイント1つ」と「サブのキューポイント複数」を持っています。「djay Pro」もサブのキューポイントを8つ持っています。でも、実際そんなに要らないですよね。
このキューの数がちょうどいいというのは、ショートカットキーのことで、djay Proのトラック1には下のショートカットキーが割り振られています。
- Qキー -> 曲のスタート位置へ
- Wキー -> キューポイント1へ
- Eキー -> キューポイント2へ
- Rキー -> キューポイント3へ
Qをポン出しに置いて、WをAメロ、Eをサビ前、Rを2サビに設定すれば、1キーで欲しい場所へ移動させることができるのです。CDデッキなら2台ないと出来ない芸当です。
波形表示が便利
使用する楽曲の音圧を表示してくれる機能です。大抵のDJソフトが対応していますが、CDで施工している人にとっては驚異的な機能かと思います。
「曲が終わったのに20秒無音がある」とか、「最初の10秒の鳥のさえずりをカットしたい」とか聴いてみないと判らないを事前に知らせてくれます。
Proから2つのステレオトラックに対応
djayのPro版が出る前は、ステレオ1chしか出力できなかったのですが、djay Proになってからはステレオ4chにまで対応し、ミキサー側で音量操作することが可能になりました。
僕は、Traktor Audio 2というオーディオインターフェイスを使用して施工しています。
会場さんによってはステレオ2chも入れる空きが無い場合も多いので、その場合はステレオ1chで施工しています。
他の機能は?
後は大体DJ用の機能なので使ってません。
- ダンス系でテンポをあわせる
- クロスフェードするときにLOWをカットする
- 効果音を入れる
- 一部分をループさせる
こんな事もできますが、ま、触ってみたらわかると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。djay Proの魅力が伝わったでしょうか。
音響さんなら「ソフトは不安定だから止まるんじゃないの?」という心配ももちろんあると思います。
実際の所、djay無印の頃から(耐久テストをした後)4年ほど使っていまして、1,2回ソフトがフリーズ。Yosemite + Macbook Airの組み合わせで音が途切れる(iTunesでも途切れてたのでdjayのせいじゃない)ということがありました。
が、もちろんバックアップ用の機器も用意してますし、CDデッキもリスクが無いわけではないので、僕は臨機応変に対応できるこのスタイル(具体的にはMacbook Pro + iPad + 予備のiPod Touch、非常用の汎用CD)で施工しています。
会社で施工してる方はなかなか踏み切れないと思いますが、フリーランスで仕事している方や、「二次会の音響を頼まれて…」という方にもお薦めのソフトウェアです。
でも、いきなり本番導入したらダメですよ。
これからオフシーズンですので、秋に向けてシミュレーションと耐久テストをしてから投入してくださいね。
それでは、良い音響ライフを!
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