Todoistを使って、GTDライクに自分の「したいこと」「すべきこと」を可視化しよう！ 2 - Drip'n'Todone

2016/05/25 2016/05/26

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前回の続きです。

Drip'n'Todoneの実行法

Drip'n'Todoneでは以下の４ステップを実行します。

収集：頭のなかに有る「すべきこと」「したいこと」を全て書き出す。
整理：分類し、それぞれリストにまとめる。（この時、場所や期限、場所などをラベルとして付与していく）
実行：今すぐ実行可能なtodoから順番に実行していく
レビュー：週に１度、リストの中身をチェックして、漏れがないか、もう興味がなくなってしまったタスクはないかを確認・再整理する

１．収集

GTD的なTodo管理において、一番大切な部分がこの収集です。
とにかく頭のなかを全て空っぽに出来るように、「すべきこと」「したいこと」（以後Todoと表記します）を何かに書き出します。この時、Todoistのinboxという機能が非常に役立ちます。Todoistの使い方と一緒に、後ほど詳しく紹介します。
こうしておくことによって、思考力のリソースを目の前のTodoに全て割けるようになり、生産性も向上する上に精神的な疲労・負担も小さくなります。
やってみるとわかりますが、本当にかなり変わります。

２．整理

収集で書きだしたTodoを、リストとしてのプロジェクトに分類しつつ、ラベルをつけていきます。

プロジェクトには

次にやること
連絡待ち
いつかやる

の３種類があり、前提条件なしに今すぐできる事は「次にやること」、誰かからの連絡や情報がなければ進められないことは「連絡待ち」、緊急性が低くぼんやりと考えているだけの事は「いつかやる」に分類していきます。
そして分類する時に、ラベルをつけていきます。
１つのTodoにつき１つ以上のラベルをつけるのですが、後でこのラベルを使ってTodoを絞り込むので出来るだけ沢山のラベルをつけた方が便利です。

@PCの前、@お店、@家
などのような場所を示すラベル
@あした、@今月中、@７日間
などのような時間を示すラベル
@仕事、@技術向上、@恋人
などのような、内容や目的を示すラベル

を、つけていきます。
すると、

時間でtodoを絞り込めば「今急いで何をするべきなのか」がわかり、
場所でtodoを絞り込めば「今居る場所に最適なtodo」がわかり、
内容な目的でtodoを絞り込めば「今したい事に沿ったtodo」を見つける事が出来るようになります。

この体験は、特に「今時間を持て余しているけど何をするべきなのかわからない」という瞬間をよく経験する人にとってはかなり衝撃的です。

なにせ、自分が何も考えなくても、
「今自分がどこにいるか」
「今何日か」
「今どんな気分か」
のどれか１つでもわかれば、自分が次に何をするべきなのかをリストが教えてくれるのですから！

3.実行

あとはラベルで絞り込んだ「今すべきこと」を、淡々とこなしていくだけです。
こなしたら、リストの中にあるTodoにチェック（done!）をつけましょう。
沢山あった「今日すべきこと」が空になった時の快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

4.レビュー

週に１度か２度程度、見落としがないかと、「いつかやる」の中の具合を確認しましょう。
見落としがあった場合にはおそらく期限に関するラベルを付け忘れていることでしょうから、そのラベルをきちんと付け直してあげましょう。

そして、「いつかやる」に長いこと居座っている、始める気配のないTodoについては、以下のどちらかの処理をしてあげてください。

１．todoを細かく分割して、すぐに出来そうな小さいtodoを作り、「次にやる」リストに放り込む
２．もう自分はそれについて興味を失っているため、削除する

デカルト氏も言うように、人間が何かをこなそうとする時に大切なことは「困難は分割せよ」です。
興味を失っていないのに「いつか」のリストの中にいつまでもあるTodoは、大規模過ぎて完成が見えない状態でしょうから、すぐにでも終われる本当に小さなTodoに分割してしまいましょう。それが例え殆ど無意味に思えるほどに小さいtodoでも全然構いません！その小さいtodoにチェック（done!）を入れる時に味わえる達成感は、きっとその大きなtodoを完遂するためのモチベーションになってくれるでしょう。

さて、長々と紹介してきましたこのDrip'n'Todoneですが、このTodo管理テクニックを最適に実行できるソフトウェアがTodoistです。
次回からその使い方をご紹介します！